日本一周27日目 岩手の”神”と”女神”に会う。

から / 2020年7月3日 / 自転車日本一周
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平泉では幸せ過ぎる夜を過ごした。

奥州藤原氏が築いた町らしく、2人の侍の決闘が夜空に映し出された。

道の駅「平泉」は、本当に美しい駅だった。

人々は皆優しく、話しかけてくれた。

皆、口々に「中尊寺金色堂」に行くことを勧めてくれ私もそのつもりだった。

しかし、翌日は朝から雨が一日中降る。

その為に都市部でなければ、雨を凌ぐ時間を有効活用出来ない。

私は、「中尊寺金色堂」を泣く泣く素通りして、

85km先の岩手県盛岡市へ急いだ。

1時間少しで、この旅の目的地、岩手県唯一の一之宮神社は奥州市「駒形神社」に到着した。

一宮神社なので当たり前と言えば当たり前だが、この神社も美しかった。

正午をすぎると本線の国道4号から知らず知らずのうちにそれてしまい県道に迷い込んでしまっていた。

世界遺産「平泉」の中心である「中尊寺金色堂」を時間の都合で素通りしてしまった不敬罪のような後悔と懺悔が激しく襲っていた。

同時に、正午の猛暑、雄大で美しすぎる大自然、急に珍しく日中の猛烈な疲れと眠気に襲われた。

眼前に現れたのは、今までにない類の砂漠的美しさ、色合いを持つ、魅惑的でいて誰もいないただっ広く美しい、「胆沢(いさわ)城跡公園」だった。

坂上田村麻呂が802年(延暦21年)に築き、1083年(永保3年)の後三年の役の頃まで約150年にわたり鎮守府として機能した。

私はたまらずに公園に自転車を入れる力も残っておらず、道端の邪魔にならない場所に自転車を停車させて、すぐ目の前の城跡公園のベンチで12:20~13:20くらいまで1時間横になって仮眠をとった。

 

この1時間の間に、”冷たくて寒い雨”と”焼き付くような熱い陽射し”がセットで3~4セット襲ってくるという今まで経験したことのない異常気象を寝ながらに経験した。

そらは、雨の曇り空と、快晴の猛暑が代わる代わるなのだ。

最後は、照り付ける猛暑に耐え切れず起きた。

起きると体は回復しており、しばらくボーっと空を見上げると、空の雲が何か変わった形をしていた。

思わずシャッターを切った。

“女神の舞”と”神の平泳ぎ”だ。

しかも、この雲は、同時刻13:22に現れた。

なんて、素晴らしい雲だろうか。

しかもここは城跡公園。

昨日は平泉で2人の侍の決闘の雲を見せて頂いた。

こんなにも素晴らしい経験を出来る旅があるだろうか。

私は感無類といった感じだった。

神様有難うございます。

完全回復した私はその後も美しすぎる岩手県を撮影しながら夜9時頃まで走り続けた。

なんとか岩手県の県庁所在地、「盛岡」に到着した。

この「盛岡」も大きくてカッコいい盛岡駅や巨大なイオンのショッピングモール(2つもある)を中心にダイナミックな自然と融合したダイナミックな建物群で創られた大らかで本当に美しい街で、それでいて騒がしい喧騒感がない、素晴らしい街だった。

その後5日間休息を兼ねて滞在することとなった。

「盛岡」の雪降る冬を知らないものの、美しく平和、人はとても善い。

私は移住したいくらいだなと思った。

岩手と言えば、失礼だが、盛岡であろうと、たいしてなんもない、華のない田舎だろうと踏んでいたが、

ひたすら美しい、昼も夜も、ひたすら美しく、先端的な都市構造で華もある、それが「盛岡」だった。

こんな美しい都市を知れただけでも幸せだ。

日本は美しい。

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